’70年代に建てられた”自動車ホテル”をアメリカ式モーテルに
沖縄といえば日本有数のリゾート地。しかし沖縄本島の中部地域は米軍基地があり、琉球とアメリカ文化をチャンプルーした独特の文化をもつエリアだ。その地に沖縄がまだアメリカの統治下にあった1970年代、スパイスモーテルの基になった『自動車ホテル』は建てられた。いわゆるモーテルだ。この旧い建物に注目した建築デザインオフィス「アートアンドクラフト」がリノベーションし、新しいモーテルを誕生させた。
海辺のリゾートホテルでもなくゲストハウスでもない中部地域らしいホテルを作りたいと物件を探していたところ、このモーテルを見つけたという。すべてを新しく作り変えるのではなく、建物の佇まいを極力残した新しいタイプのデザインモーテル。テイストの異なった3種類の客室を17室用意し、1階の客室には当時の『自動車ホテル』と同じくクルマを乗り入れられるスタイルを取り入れている。過剰なサービスはないが、宿泊者はコーヒーがフリーだったりと、まさにロードムービーのような滞在ができるようになっている。新しい沖縄の過ごし方を体感できるホテルだ。
70年代のカリフォルニアをイメージした客室。ウッドの壁にオレンジや赤など明るい色合いが使われたデザインで、昔のアメリカ映画に出てきそうな懐かしさを感じる。2階にあるので、クルマは敷地内の駐車場へ。
1970年当時の客室を再現したオリジナルルーム。窓がなく真っ黒でシックなデザインで、時間の流れを感じないのが魅力だ。バスルームはタイル張りのバスタブ付きであるほか、ガレージからアクセスできるのもいい。
白を基調とした爽やかさの中に、無骨さも感じるツインルーム。二段ベッドタイプで、ソファベッドを活用すれば最大3人まで宿泊可能だ。こちらもガレージからアクセスできるタイプ。
敷地内にある元倉庫だった建物をカフェスペースにリノベーション。壁には看板だった「自動車HOTEL」の「自動車」部分をインテリアにしたノスタルジック漂う空間だ。
【DATA】
●SPICE MOTEL OKINAWA
住所:沖縄県中頭郡北中城村喜舎場1066
電話:098-923-1066
チェックイン:15:00~22:00/チェックアウト:12:00
宿泊料金:1泊5400円~(シーズンによって異なる)
アメリカ映画に出てきそうなロケーションかな?
興味津々です。ハハハ~
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